Ojisan no ie / おじさんの家

gallery + recture space + tea room / 2013

六畳の室内と、ほぼ同じ大きさの軒下空間を有する小屋。
余分なものを一切なくし、限りなくローコストにするというクライアントの要望の上で、学生と一緒にセルフビルドができる簡易な工法を前提に計画をした。また、家具以上、建築未満のスケールだからこそ可能なことを目指した。
この小屋はあらゆる部分が可動であり、壁・屋根と建具の境目をなくしている。ある時は完全に閉じた空間で、またある時は骨組みしかないとてもオープンな空間となる。さらに、建具の開閉によって、段階的に光の入り方をコントロールすることでき、空間の質が変化していく。
茶室のように閉じた空間となる一方で、ギャラリーやレクチャースペース・ラウンジなどのオープンな場所にもなる。小さな空間は様々な活動の受け皿となり、使われ方によってその都度表情も変化していく。

Principal use : gallery + recture space + tea room
Building site : Tokyo
building area : 25.7㎡
Total floor area : 8.7㎡
Structure : Timber structure
Structural advisor : OUVI
Collaboration : Students of Kuwazawa design
Construction : Students of Kuwazawa design
Completion : 2013