House of Toritsudaigaku / 都立大学の家

house / 2019

戸建て住宅のリノベーション。1階は門型ゲート状の壁が特徴的な細長いワンルームで、壁の間にできたそれぞれの空間を数珠つなぎにしたLDKとなっている。全体に光量を抑えた落ち着いた空間で、家族一緒にいながらも、各自が気分に合った居場所を選んで過ごすことができる。
寝室や水回りを設けた2階は、陽の注ぐ空間が広がり、1階とはまた異なる開放的な居心地の良さを感じられる。さまざまな質の場をつくることで、家全体を機能でなく気分によって使い分けられる住まいを目指した。
また、外と内をつなぐように塗られたオリーブグレーの壁は、光や仕上げによってその色がグラデーションのように変化し、その場ごとの居心地をつくる色合いを生み出している。

用途:住宅
所在地:東京都目黒区
敷地面積:127.06㎡
延床面積:110.26㎡
階数:地上2階
構造:木造
設計:POINT
協働設計:OUVI
施工:新生建築
クライアント:リビタ
竣工年:2019年
写真:長谷川健太(OFP)

Principal use : residence
Building site : Meguro-city, Tokyo
Site area : 127.06㎡
Total floor area : 110.26㎡
Number of stories : 2F
Structure : wooden building
Design : POINT
Collaboration : OUVI
Construction : Shinsei kenchiku
Client : ReBITA
Completion : 2019
Photo : Kenta Hasegawa(OFP)